私は、去年の秋に初めて奥志賀の紅葉を経験しましたが、
それはこれまで見た紅葉とはまったく違うものでした。
紅葉というと木、ひとつひとつ、もみじの洗練された赤をイメージするのですが
奥志賀の紅葉は、厳しい冬に向かう前の自然の壮大さを表すかのような
紅葉でした。
あまりのすばらしさに、シャッターを切るのですが、返ってきて、とった写真を見ると
あのときの、あの場所での感動の十分の一も表現されておらずがっかり。
でも、今見ると決して悪い写真ではないので、ご紹介いたします。
つまり、感動はこの10倍以上です。
ぜひ、紅葉の奥志賀を訪れてみてください。
2006年10月17日、今日は雲のないすばらしい快晴。明け方は、秋のひんやりとした空気に包まれる。今回は、わたしの妻のご両親、そしてお父さんの兄弟がオープン間近のベルサルームズを訪問してくれた。克彦おじさんは、なんと大分から。
朝食後にベルサルームズを出発。奥志賀高原の上り口から、冬季は閉鎖される奥志賀公園栄線に入る。ここから先は、まったくの手付かずの原生林。確かに志賀高原の森とは違う、なにかである。5分ほどゆっくり進むと右側の視界が開け、奥志賀牧場の入り口。

(奥志賀牧場入り口から右側の森を望む)

(左手が奥志賀牧場入口、看板が出ている)

(ここだけでも十分満足、早くも記念撮影)
さらに、奥志賀公園栄線を奥へ進む。少しすると右側に見えていた雑魚川を渡り、川は左側になる。この辺から白樺の林が見える。だんだんと雑魚川のせせらぎが近づき、道路の膨らんだところで川原に下りてみる。

(雑魚川の川原に下りてみる。川と紅葉はとても絵になる)
さらに、秋山郷、野沢温泉方面に進む。赤い少し大きな橋を渡ると木島平村に入る。
さらに5分ほどいくと、今度は栄村に入る。栄村は豪雪で村が閉ざされてしまったことでも有名な場所。少し行くと、野沢温泉、カヤノ平方面と秋山郷、切明温泉方面の分岐に到達する。私たちは秋山郷方面に車を進める。分岐から3分ほどで、大滝(おおぜん)入口に到着。
ここは、奥志賀渓谷コースの入り口でもある。この奥志賀渓谷コースは、ブナの原生林の中を歩きながら、雑魚川の渓谷を楽しむことができる。あとで知ったが、このコース沿いの渓谷は変わった地形で、風光明媚とはまさにこのことであろう。古代に地底深くで固まった凝石灰岩が地表に隆起して、一枚岩盤の上を水が流れる。川幅50mほどのところでも一枚の岩の上を水が流れ、まさに壮大なウォータースライダー。次回は渓谷コースの紅葉を訪れたい。
私たちは、ここから大滝へ少し歩いてみることにした。

(大滝入口の紅葉)
奥志賀の紅葉の特徴は、ほとんどが黄色に染まること。紅葉で黄色は、派手さはない。しかし樹齢300〜400年のブナの巨木がいっせいに黄色に染まる姿には、「圧倒される紅葉」という表現が正しいかもしれない。


5分ほど下ると、サラサラ沢へ到着。この沢を渡り進むと大滝があるのだが、橋が架かっておらず、長靴があればいけるのであるが、引き返すことに。

(サラサラ沢)


(大滝入口付近だけでも見ごたえは十分)

(サラサラ沢からの帰り道)
車に戻り、さらに秋山郷方面へ進む。ここから先、道路は険しい谷をくねくねと走る。道路横は、まさに断崖絶壁。宙に浮いた孫悟空の道といった感じ。
大滝入口から7分ほどいったところに、すばらしいスポットを発見。
なんと表現すればいいのであろう。秋山郷方面に向かって左手になるが、急な沢が落ち込んでいて、その頭上には紅葉に包まれた山。写真では平面的になってしまうが、ぜひいってほしいすばらしいポイントである。

ここから、奥志賀方面へ戻ることにした。同じ道でも、逆に進むとまた新しい風景に見える。
帰りに奥志賀牧場に立ち寄った。
この時期は、牧場も不定期でオープンしている。この日は、あまりにも天気がよくてお客さんが来ると思ったからあけたんだよと話してくれた。ここにくると絞りたての牛乳を殺菌のため沸かして出してくれる。牧場は山ノ内町のものなので協力金300円を払う。
ここにかぎっては、赤いもみじがすばらしい。
牧場を横切って、森の入り口付近。もみじの林である。


(奥志賀牧場、もみじの林)

(奥志賀牧場管理棟近くの一本もみじ)

(白樺の黄色い紅葉)
牧場を出て、この後、志賀高原の紅葉を楽しみに出発した。
途中、高天ヶ原で昼食。横手山を目指す。横手山までは奥志賀から約30分である横手山中腹の「のぞき」で停車。志賀全山を一望できる場所である。笹と針葉樹の横手山は、さきほどの紅葉とはまったく違う風景である。



